夢の美術館展 世界的名作がめじろ押し

西日本新聞

■6月3日から久留米市美術館

 近代日本の洋画界に大きな足跡を残す九州の地で、美術の振興に努めてきた北九州市立美術館と福岡市美術館の所蔵品による「夢の美術館-めぐりあう名画たち-」が6月3日から久留米市美術館で開かれる。7月16日まで。北九州、福岡両市美は国内有数のコレクションを誇り、見応えある展示会となりそうだ。

 会場は世界的名品がめじろ押しだ。モネの晩年の作「睡蓮(すいれん)、柳の反影」をはじめ、ルノワールの「麦わら帽子を被(かぶ)った女」、ドガの「マネとマネ夫人像」、ダリの代表作「ポルト・リガトの聖母」、ウォーホルの「エルヴィス」、幼少期を熊本で過ごしたレオナール・フジタの「仰臥(ぎょうが)裸婦」などが目を引く。

 明治期、西洋画壇の礎を築いたのは薩摩出身の黒田清輝だった。黒田の「婦人像」や、後に続いた藤島武二の「イタリア婦人像」が出品される。福岡県からは青木繁や坂本繁二郎、織田廣喜、野見山暁治、児島善三郎らの作品が並ぶ。

 北九州市美は1974年、福岡市美は79年に開館し、ゆかりの作家を中心に近現代の作品を体系的に収集してきた。一方で新たな才能の発掘にも尽力。草間弥生や桑山忠明、やなぎみわなど現存作家の収蔵作品も展示予定で、若い美術ファンに注目されそうだ。

 同展は入場料千円、65歳以上700円、高大生500円。前売り券は各プレイガイドで600円で販売中。中学生以下無料。月曜日休館。久留米市美術館=0942(39)1131。


=2017/05/13付 西日本新聞夕刊=

PR

文化 アクセスランキング

PR

注目のテーマ