第29期女流王位戦五番勝負

里見香奈女流王位 対 渡部愛女流二段

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第3局 5月30日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」

里見、王位戦3連覇 通算4期目、女流5冠を堅持

西日本新聞

 将棋の第28期女流王位戦5番勝負(西日本新聞社主催)の最終第5局は27日午前9時から、東京都渋谷区の将棋会館で指され、午後6時41分、里見香奈女流王位(25)=女流王座、女流名人、女流王将、倉敷藤花=が116手で挑戦者の伊藤沙恵女流二段(23)を破り、3勝2敗で防衛を果たした。

 持ち時間各4時間のうち、残りは里見23分、伊藤2分。

 里見は一昨年と昨年、いずれも3勝0敗と圧倒して連覇したが、今期は第1局で先勝後、初タイトル獲得を狙う伊藤の粘りに遭ってもつれる展開になった。

 最終局で底力を見せた里見は3期連続、通算4期目の女流王位を獲得し、女流タイトル全6冠のうち5冠を堅持した。

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■里見、終盤の激戦制す

 文字通り苦闘の末に防衛を果たした。27日に東京・将棋会館で指された第28期女流王位戦5番勝負(西日本新聞社主催)の最終第5局。里見香奈女流王位(25)は伊藤沙恵女流二段(23)の挑戦を3勝2敗で退け、深い安堵(あんど)の吐息を漏らした。

 第2、3、4局に続いて4局連続で相振り飛車の戦型になった最終局。振り駒で後手番となった里見は三間飛車に構え、伊藤は向かい飛車から積極的な指し回しを見せた。

 伊藤が、昼食休憩を挟んで37分の長考で8四銀(47手目)と後手玉頭を攻めた手をきっかけに激しく競り合う展開になり、終盤は形勢不明の局面が続く激戦となった。最後に里見の2三金(112手目)が先手玉の入玉を阻止し、先手玉を受けのない必至の状態に追い詰め、伊藤を投了に追い込んだ。

 立会人の田中寅彦九段は「両者ともに攻防の術をすべて尽くして戦った。見事な一戦だった」と振り返った。対局の模様は西日本新聞ホームページで紹介している。

■銀得後、難しかった

 里見香奈女流王位の話 本局は銀得でいいかと思ったが、その後は難しかったです。終盤、5五飛(108手目)でいけそうと思いました。今シリーズは、いい将棋を落としたことで、自分の弱い部分が見えました。それを補える力を付けていきたいです。

■工夫必要だったかも

 伊藤沙恵女流二段の話 9二銀(50手目)の局面では自信が持てなかった。8四銀(47手目)あたりで工夫が必要だったのかも。その後は面白くなったと思いましたが、分かりませんでした。フルセットまで戦えたのは良かった。力を付け、戻ってきたいです。

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=2017/06/28付 西日本新聞朝刊=

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