児童養護施設の日常描く 映画「隣る人」母親ら上映会 9日、福津市

西日本新聞

 児童養護施設で暮らす子どもたちと保育士との日常を、8年間にわたって密着したドキュメンタリー映画「隣(とな)る人」の上映会が9日、福津市宮司浜の宮司コミュニティセンターである。同市の母親グループ「ミラクル・スイッチ」が「大勢の人に見てほしい」と企画した。

 親が離婚や病気で養育が困難になったり、虐待を受けたりなど、さまざまな事情を抱えた子どもたちが生活する児童養護施設。フリージャーナリストで、アジアの児童問題を取材してきた刀川(たちかわ)和也さんが、初監督作品として密着取材した。親代わりの保育士を取り合ってけんかをする子どもたち、再び子どもと暮らそうと施設を訪れる母親…。日常を淡々と追う映像が共感を呼び、2012年の初公開以降、全国で自主上映会が開かれている。

 ミラクル・スイッチは、子育て中の母親たちが環境や子育てなど身近な問題を学び合っているグループ。事前に「隣る人」を鑑賞したメンバーたちは、自らの子育てを振り返ったり、自分の生きづらさと重ね合わせたりしたという。「心の豊かさにつながる映画を、みんなで共有したい」と来場を呼び掛けている。

 9日午前10時と午後2時からの2回上映。入場料は前売り1500円、当日1800円。刀川監督も来場し、2回の上映後にいずれも講演がある。


=2017/07/05付 西日本新聞朝刊=

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