暮らし「時間重ね撮影」 北九大で公開講座 映画監督の纐纈さん講演

西日本新聞

 北九州市立大(小倉南区)の公開講座「ドキュメンタリー映画を楽しもう」が8日、同大であり、原発問題や食肉解体に関する作品を発表してきた映画監督纐纈(はなぶさ)あやさん(42)=東京、写真=が講演し「人の暮らしを撮るのは難しい。カメラを使わない時は被写体となる人とたくさん話をし、私のことを知ってもらう時間を大切にしている」と話した。

 纐纈さんは、写真家で映画監督の本橋成一さんの事務所で働き、商社勤務などを経て2008年から監督として活動している。

 大阪府で精肉店を営む一家が牛を飼育して食肉処理場で手作業で解体し、販売する姿を追った「ある精肉店のはなし」(13年)では「匿名やモザイク処理をせず、啓発映画は作らないことを前提にした」と披露。スタッフがいない時は単独で、撮影対象の家族を訪ねたことも明かし「そういう時間を積み重ね、相手に納得してもらった上でカメラを向けたい」と強調した。

 講座は15、22、29日の午後1時~2時半にも開かれ、映像作家らが講演する。参加費は計3千円(高校生以下無料)。同大地域・研究支援課=093(964)4194。


=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=

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