水着はふんわりで おしゃれに体形カバー

西日本新聞

 海やプールに遊びに行く機会が増える季節。なのに「体形に自信がないから」と水着から遠ざかっていてはもったいない。近頃は体形を上手にカバーできるおしゃれな水着も増えているという。

 「水着売り場は10代とか20代の若い人向けのような気がして近寄りがたい。おなか回りが隠せる水着があるなら挑戦したいけど」

 福岡県糸島市の女性(45)は、子どもを産んでから、なかなか体形が戻らず、水着になるときは上からTシャツを着るのが「定番」になってしまったと言う。

 おなか、お尻、太もも-。こうした体の部分にコンプレックスを感じる人に最適な水着はどんなものなのだろう。

 「これなら、ふんわりしたシルエットで体のラインを隠してくれます」

 全国展開する水着店「三愛水着楽園」の博多阪急(福岡市)の店舗(8月22日まで)で、九州エリアリーダーを務める田上嘉織さん(38)が薦めるのはワンピース付きの水着(2万1600円)。ワンピースはそのまま水に入れ、体のラインが露骨に出ないので40代以上に人気という。裾の長さがふぞろいで脚もすっきり見える。中の水着はトップスがタンクトップのような形をした「タンキニ」。旅先ならホテルで着替え、そのまま街を歩いても違和感がない。

 もう少し肌を出すなら、フリルなどをあしらった布の幅が広いトップスに、股上がやや深めのショートパンツの組み合わせを提案する。トップスにボリュームがあるとウエストが細く見える。またおなかが出る面積が小さいので、胴を短く、脚を長く見せるそうだ。

 肩幅が広いのを気にしている女性は、胸元がVラインのものを着ると肩が強調されない。Vラインは丸顔の人にもお薦めだ。

 ここ1、2年は大きい胸を目立たなくするため、カップにワイヤが入っていない水着も増えているという。柄選びにも注意が必要で、田上さんは「水玉や等間隔のボーダーより、不規則な柄が痩せて見えます」と助言する。

 アミュプラザ博多(同市)の水着店「ピーク&パイン」では水着の上から、腰や首に巻いて体のラインを隠す「サロート」(7452円から)という商品が人気だという。おなか回りが気になる人には、ウエストにギャザーが入ったワンピースタイプの水着(2万1600円)も好評だ。

 少し派手でも水着だからこそ挑戦できる色や柄もある。同店を運営するミューラーンのマネジャー末永美加さん(40)は「実際に着てみるとイメージと違うことも。ぜひ何着か試着をしてみてください」と話した。

 ●街の中でも? ワンピース復権?

 水着の最近の傾向について、三愛水着楽園の運営会社「Ai(アイ)」(東京)の水着事業部長、丸田隆司さん=顔写真=に聞いた。

 水着の流行を振り返ると、バブル期はハイレグのワンピースがはやり、1994年頃からビキニが流行した。今もビキニが主役。ただ、ここに来てトレンドには変化の兆しがある。

 ワンピースに久しぶりに注目が集まっている。上下分かれた水着でも布面積が広くなり、肌の露出は控えめになりつつある。街中など水辺以外で着てもおかしくないデザインが人気を集め、それが体形カバーにもつながっている。

 歴史を振り返ると、不況時は布面積の小さなビキニがはやる。好景気だとワンピースが増え、露出は控えめになるものの、ハイレグのように脚の付け根の切り込みは深くなる。

 今後増えそうなのは後者で、年齢を重ねた女性も手に取りやすい商品が売り場に増える可能性がある。水着の流行からすれば、景気が上向くことを期待していいのかもしれない。 (談)


=2017/07/15付 西日本新聞朝刊=

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