みやま市がごみを不法投棄 法改正知らず、大牟田市に25年

西日本新聞

 福岡県みやま市が廃棄物処理法の改正を知らずに約25年間、大牟田市の民有地にガラスくずなどの一般廃棄物を大量に不法投棄していたことが、7日分かった。みやま市は「大牟田市に大変な迷惑をかけた。直ちに撤去したい」としている。

 埋め立て現場は、同市上内の山間部。面積は約1500平方メートルで、ガラスくずなどの一般廃棄物約6300トンが埋められている。周辺には、みかん園や畜産場などがある。

 みやま市によると、瀬高、高田、山川の旧3町でつくる一部事務組合が84年から、同市内の業者に委託して、家庭から出た茶わんのかけらやコップ片など、リサイクルできないガラスくずの埋め立てを始めた。

 92年に廃棄物処理法が改正され、(1)他の市町村で一般廃棄物を処理する場合には自治体に事前通知する(2)1千平方メートル以上の一般廃棄物の埋め立て処分には自治体に設置許可を申請-が必要になった。しかし、みやま市環境衛生課によると、「旧3町の一部事務組合は法改正への認識が不足し、いずれも怠っていた」ため、ごみの投棄を継続。昨年11月、住民の通報を受けて調査していた大牟田市からの指摘で違法だと初めて知ったという。

 みやま市は、今年1月から現場周辺の地下水や埋め立て地のガス、悪臭などを調査したが、環境基準値内の数字だったという。

 同市は今年7月から2年間で、現場にある埋め立て物のうち、92年から昨年10月までに埋め立てたと推計される約5000トンを撤去する予定。撤去後2年間は周辺の地下水やガスなどの調査を継続する。

この記事は2017年06月08日付で、内容は当時のものです。

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