「絹代の琴と三味線」開催 田中絹代ぶんか館 9月3日まで 下関市

西日本新聞

 山口県下関市田中町の田中絹代ぶんか館で、夏季所蔵品展「絹代の琴と三味線」が開かれている。同市出身の女優田中絹代(1909~77)が盲目の琴の師匠役を演じ、演技開眼につながったとされる谷崎潤一郎原作の映画「春琴抄 お琴と佐助」(1935年、松竹蒲田)の世界を紹介する。

 会場には、映画で使われた琴や琴爪、脚本のほか、絹代が普段から使っていた三味線など計43点を展示。絹代は撮影を前に、島津保次郎監督から琴の稽古を命じられる。稽古を担当したのは山田流箏曲の今井慶松師匠で、映画の主人公“お琴”と同じ盲目の人だった。

 絹代は期待に応えるよう、稽古だけでなく日常生活でも目を閉じたままの動作を心掛け、撮影に臨んだという。「盲目」と「琴の師匠」を見事に演じたこ
とが、松竹のトップ女優としての自信につながったといわれる。

 9月3日まで。月曜休館。一般200円、小中学生100円。下関、北九州両市在住の65歳以上は無料。同ぶんか館=083(250)7666。


=2017/08/19付 西日本新聞朝刊=

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