韓国で映画「軍艦島」7月公開 強い「反日」要素、ストーリー創作も

西日本新聞

 【ソウル曽山茂志】長崎市の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の軍艦島(端島)を舞台にした韓国映画「軍艦島」が完成し、15日、ソウルで柳昇完(リュスンワン)監督や出演者による記者会見が開かれた。太平洋戦争末期の端島炭坑で過酷な労働を強制された朝鮮人労働者が集団脱出するという史実にないストーリー。有名俳優も出演し今夏最も注目される作品の一つだが、「反日」要素も強く物議を醸しそうだ。

 映画は端島を再現した大型セットで撮影され、日本でも人気を集める若手俳優のソン・ジュンギさんらが出演。聯合ニュースによると、製作費は250億ウォン(約24億円)に上り、観客動員数は2千万人以上を目指すという。

 炭坑で多くの朝鮮人が働いた事実を基にする一方、終戦直前に日本人が朝鮮人労働者を坑道に閉じ込めて爆破しようとし、その危機から集団脱出する部分などは創作。朝鮮人の慰安婦が日本人に迫害される様子も描かれる。

 韓国で7月公開予定。虚実が入り交じるストーリーが観客に誤解を与える恐れがあるが、柳監督は「映画はサスペンスと迫力が重要だ。偏った民族主義ではなく、危機に直面した人間が立ち上がるという普遍的な姿勢を描いた。映画を見れば、そうした懸念はなくなるだろう」と強調した。

この記事は2017年06月16日付で、内容は当時のものです。

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