「夜明にこにこ保育園」再開 7週間ぶり 園舎にぎやかに

西日本新聞

 九州豪雨で園舎が被害を受け、児童館などに間借りしていた日田市夜明の「夜明にこにこ保育園」(園児62人)が24日、園舎での保育を再開した。「いつもの場所」ではしゃぐ園児たちの笑い声が、約7週間ぶりに響き渡った。

 同園は、7月5日の豪雨で氾濫した大肥川沿いにあり、床下60センチの浸水や、園庭に泥がたまるなどの被害に遭った。3日間休園した後、近くの公民館や児童館を転々。同21日からは、大鶴地区の大明小中学校の一部を使って保育をしていた。この間、転園する園児はなかったという。保育室の床を張り替え、壊れた倉庫やプレハブ事務所の撤去工事のめどがついたため、再開を決めた。

 登園後、集まった園児全員に向かって、渡辺祐子園長が「おもちゃなど雨で無くなったものもあるけど、またここで元通りに遊べるようにするからね」と呼びかけた。園児はピアノの音楽に合わせて歌ったり、体操をしたりして、元気よく体を動かした。年長組の高倉萌衣ちゃん(5)は「床がピカピカになった。早くおもちゃで遊びたい」と笑顔で話した。

 保育園に通じる市道300メートルは今も陥没し、流木は手つかずのまま残っている。道路開通の見通しは立っておらず、近くの夜明公民館に園児が集まってから、遠回りしてバスで送迎するなどの対応を続けるという。来週からは、給食も通常通り提供する。

=2017/08/25付 西日本新聞朝刊=

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ