60歳の白バイ隊員引退 通算23年4カ月、無事故貫き定年 福岡県警久留米署・二反田警部補

西日本新聞

 この春、現役の白バイ隊員のまま定年退職を迎える警察官がいる。福岡県警久留米署交通一課の二反田哲也警部補(60)。通算23年4カ月、バイク好きが高じて携わった交通取り締まりの最前線で無事故を貫いた。

 二反田さんは北九州市出身。高校時代、バイクで一方通行に逆方向から進入しようとしていたところを注意してくれた警察官に「バイクが好きなら白バイに乗らないか」と“勧誘”され、真に受けたのが警察官を志したきっかけ。1976年、戸畑署の交番勤務から警察官人生が始まった。

 白バイとの出合いは84年。以来、隊員として心掛けてきたのは体力維持だ。8時間の睡眠と毎朝6キロほどのウオーキングを欠かさない。「でも、白バイに乗るのが一番の体力づくりですかね。取り締まりで毎日最低でも50キロは走りますから」。白バイ隊員は体力の衰えなどにより40代で退くケースが多く、県警交通指導課は「退職まで現役を続けるのは珍しい。精神力、体力ともに並大抵の努力では厳しい」と話す。

 県警交通機動隊や県内各署で多くの後輩の指導にも当たったが、アドバイスする際の口癖は「無理はするな」。この言葉の裏には、亡くなった部下への思いが込められている。

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