不明大学生の地上捜索再開 熊本地震

西日本新聞

 熊本地震で唯一、行方不明になっている熊本県阿蘇市の大学生大和晃(ひかる)さん(22)について、県は9日午前、地上捜索を再開した。地震で崩落した阿蘇大橋(南阿蘇村)の約400メートル下流で大和さんの車と同色の車体の一部が見つかっており、県警や消防など約80人が、車体を挟んでいる直径数メートルの岩などを削岩機で撤去している。

 同県は二次災害の恐れがあるとして、5月1日に地上からの捜索を打ち切り、6月1日に1日限定で行っていた。家族はその後も支援者らと独自に捜索を続け、7月24日に車体の一部を発見。「中に息子がいるかもしれない」と県に掘り出しを要請していた。

 捜索を現場近くで見守った大和さんの父卓也さん(58)は「車体の一部を見つけてから、この日が待ち遠しかった。早く引き上げてもらい、中を確認したい」と話した。

 両親によると、大和さんは4月15日昼、熊本市の友人宅へ出掛けた。同16日午前0時半ごろに帰路に就き、車で阿蘇大橋付近に差し掛かった際に、本震に伴う土砂崩れに巻き込まれたとみられている。

この記事は2016年08月09日付で、内容は当時のものです。

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