衆院解散表明、立候補予定者駆け出す 集会、街頭演説、あいさつ回り 「急な…」戸惑いも

西日本新聞

 安倍晋三首相が衆院解散を表明した25日、福岡都市圏では立候補予定者が街頭演説を行うなど、短期決戦に向けた準備を加速させた。上京予定をキャンセルして地元に残った現職や、会合のテーマを急きょ変更した元職など、立候補予定者の動きが活発化した。

 「やっときた。この瞬間を待っていた」。福岡1区の民進元職は意気込む。後援会事務所も本人の声を吹き込んだ政党の街宣車を走らせる準備をするなどすでに臨戦態勢。「(前回選挙から)2年9カ月回って聞いた声をしっかり国政に届けたい」

 迎え撃つ自民現職は夜の便で上京。解散まで戻れないが「焦りはない。日頃から積み上げてきたものがある」。一方で秘書らは選挙事務所の立ち上げ準備などに大忙し。解散以降は肩書が「前職」となるため、地域行事への祝文は「現職」「前職」の二通りを送る作業も発生した。

 福岡5区の自民現職は慌ただしく過ごした。夕方の地域行事を断って上京しようとしたが、あいさつ回りなどに時間を費やし結局は地元に残った。県議らとの会議では「あまりの急戦に戸惑っている」と本音も。

 対抗する民進元職は、森友、加計学園問題が詳しく説明されないままの解散と憤り「職権乱用だ」。いや応なしに迫る選挙に向け、事務所スタッフには一丸となって戦うよう呼びかけた。

 福岡3区の民進元職は、糸島市でのミニ集会のテーマを、急きょ「安倍政治を振り返り、目指す社会を考える」に変更して行った。

 福岡4区の自民現職は古賀市の事務所で安倍首相の会見を注意深く見守った。解散時期について「北朝鮮の脅かしによって左右されることがあってはならない」という説明に「政治判断として納得できた」。維新現職は毎週月曜日に行っている街頭演説を粕屋町で行ったという。

 福岡2区の共産新人は夕方、福岡市・天神で国連に核廃絶を求める署名を呼び掛けた。昨年11月から毎週行っているが「解散が近づき、市民の政治への関心も高まっている」と話した。

=2017/09/26付 西日本新聞朝刊=

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