【決戦へ】トリプル選、由布市緊張 選管職員3人のみ、備品不足

西日本新聞

 市長選と市議選が10月22日に投開票される由布市。次期衆院選の投開票日と重なる見通しで、市選挙管理委員会が頭を悩ませている。選管職員は3人しかおらず、投票箱などの備品不足も懸念される。「人も物も足りない」。2005年に3町合併した同市では初となる「トリプル選挙」に緊張感が高まっている。

 「衆院選の開票作業を優先してほしい」。解散風が吹き始めた今月下旬、県選管からこう要請された市選管は戸惑う。「地元では市長選、市議選の関心が高い。開票作業が遅れないようにしたいが…」。作業手順、機器、職員の配置など開票作業を早めるための対策会議を連日のように続けている。

 深刻なのは、備品の不足。市選管によると、市内28カ所の投票所には、市長選と市議選に加えて、衆院選小選挙区、比例代表、最高裁裁判官の国民審査と、計五つの投票箱が必要となる。現時点では、投票所1カ所当たり三つの投票箱しか用意がないため、不足分は約60個に上る。投票箱は、ほかの市町村でも衆院選に使われるため借りることもできず、新たに購入を検討しているが、費用は100万円以上になるという。

 さらに、開票所で使う投票用紙の自動読み取り機や、有権者が候補者などの名前を書く記載台も不足が予想されている。開票所自体も予定していた中学校の体育館から、広いスペースが確保できる県立庄内屋内競技場に変更することを決めた。

 市選管は「不平不満を言っても始まらない。急ピッチで準備を進めるしかない」と覚悟を決める。

=2017/09/28付 西日本新聞朝刊=

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