決意や批判飛び交う 選挙準備が本格化

西日本新聞

 衆院が解散された28日、県内の4小選挙区に挑む予定の各陣営は、選挙準備を本格化させた。街頭でマイクを握り、事務所では入念な打ち合わせ。決意、批判、引き締め…。10月10日の公示を前に、立候補予定者は一気に走りだした。

■1区■

 28日朝に上京していた自民前職の冨岡勉氏は、昼すぎの衆院解散後、地元に日帰り。JR長崎駅前でさっそくマイクを握り、野党再編の動きを「選挙に負けるのが怖くて右往左往している集団にしか見えない」と痛烈に批判した。

 民進系新人の西岡秀子氏は早朝から長崎市の国道沿いに立ち、手を振り続けた。取材には「私はスタートが遅れている。とにかく一人でも多くの人に接したい」。夜は引退する民進前職の高木義明氏との「引き継ぎ式」に臨んだ。

 共産新人の牧山隆氏は、長崎市の駅前などを車で回り、精力的に街宣活動を重ねた。住宅街では車を降りてマイクを手にし「強行採決を重ねてきた安倍政権に厳しい審判を下していこうではありませんか」と語気を強めた。

■2区■

 自民前職の加藤寛治氏は午後4時すぎ、東京から長崎空港に到着、議員バッジを外したスーツ姿で報道陣に対応した。解散時の議場での万歳には「いよいよか」と高ぶったという。早速、選挙準備の確認のため諫早市の事務所に向かった。

 民進系新人の山口初実氏は諫早市内の事務所で、解散を伝えるテレビ中継に見入り、「総理大臣を決める選挙が始まる」と意気込んだ。公示後、選挙事務所となる予定の建物では、電話線を引くなどの準備作業が急ピッチで進んだ。

 共産新人の近藤一宇氏は、地元である南島原市内の8カ所で街頭に立ち、繰り返しマイクを握った。民進党が希望の党への事実上の合流を決めたことを受け「共産党は裏切らない、ぶれないということをしっかりと訴えていきたい」と強調した。

■3区■

 自民前職の谷川弥一氏は国会で衆院解散を見届け、夕方、党の公認証書を手に長崎空港に到着。報道陣に対し「(希望の党が掲げる)原発ゼロは無責任。こちらは誠実に政策を訴えていくだけだ」と淡々とした口調で語った。

 共産新人の石丸完治氏は大村市の事務所でスタッフと打ち合わせた後、午後から市内で街頭遊説。「今回の解散は安倍政権の“疑惑隠し解散”だ」と声を張り上げた。希望の党については「保守補完勢力」と切り捨てた。

 自由新人の末次精一氏は朝、民進県連幹部と電話で話し、衆院選での連携をあらためて確認したという。この日は自分で遊説カーを運転しながら大村市や佐世保市を回り「さらなる野党結集を図り、政権打倒を目指す」と訴えた。

■4区■

 自民前職の北村誠吾氏の陣営幹部は28日、佐世保市の事務所で「できることを一つずつ確実にやる」と強調。4区に編入された西海市で27日にあった選対会議を挙げ、「応援に元気づけられた。歯を食いしばって闘い抜く」と語った。

 民進系元職の宮島大典氏は佐世保市内での記者会見の後、テレビ中継で解散を見て「身が引き締まる思い。前へ進むしかない」。その後は、希望の党と事実上合流する民進党の情報を随時確認、支援団体や陣営スタッフと会議を重ねた。

 共産新人の石川悟氏は同市中心部で街頭演説を展開し、「新党にも自民党にも日本の未来を託すことはできない。安倍政治に真正面からの対決が求められている」と主張。憲法改正に反対するメッセージを掲げた街宣車で市内を回った。

=2017/09/29付 西日本新聞朝刊=

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