県内各党準備加速 「希望」に困惑や警戒も

西日本新聞

 28日の衆院解散と前後して与野党の対決構図が一変し、県内の与野党も揺れた-。民進党が希望の党に事実上の合流を決め、野党共闘の調整も仕切り直しに。与党側もめまぐるしく動く情勢をにらみつつ短期決戦への準備を加速させた。

 午前9時すぎ。2区に立候補予定の無所属新人が突然、公認申請書を持参して自民党県連を訪ねた。立候補表明した際にも同党県連に公認を求めた経緯があり「改めてその意志を示そうと思った」と真意を語った。

 前川收県連幹事長は午前11時に緊急記者会見に臨み「今日解散という日に持ってこられても俎上(そじょう)にも載せられないことは明らか」と突き放し、県連は新人の申請書を受理しなかった。党本部は午後、新人が出馬する2区前職を含む県内の前職5人全員の公認を発表した。

 午後3時すぎ、公明党県本部の城下広作代表も記者会見。「目標は比例九州・沖縄ブロックの4議席死守。県内では14万5千票の獲得を目指す」と述べ、民進の希望への合流について「比例区でも非常に影響は大きい」と警戒感を示した。

 民進党県連は、希望への事実上の合流が決まったことを受け、予定していた街頭演説を急きょ中止。午後5時から緊急選対会議を開き、党本部の方針に従い、1、4区の候補者が希望の党に公認申請することを確認した。共産党との共闘を模索してきた鎌田聡県連代表は「安倍政権を倒すには野党が力を合わせなければならない」と、野党共闘を維持したい意向を示した。

=2017/09/29付 西日本新聞朝刊=

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