安保法対応に苦慮 民進系2人「希望」公認申請へ 6区「気持ちは反対」7区「従う」

西日本新聞

 10月10日公示の衆院選で民進党が新党「希望の党」への合流を決めたことを受け、福岡6、7区で民進党から立候補を予定していた2人も29日、希望の党へ公認を申請することを決めた。希望の党は憲法観、安全保障政策などを基に候補者を選定する意向だが、6区の予定者が「(安全法制は)あくまで反対という気持ちだ」と発言するなど、政界再編の急激な流れに苦慮する姿が垣間見られた。

 6区の民進系新人、新井富美子氏(50)は、久留米市で取材に応じ「理想とする格差是正、社会保障制度の充実をいち早く実現するためには政権を取るしかない。そのための選択」と話した。安保法制については「あくまで反対という気持ちはあるが希望の党の方針に従う」と苦渋の表情を浮かべた。

 7区の民進系新人、原圭助氏(39)は大牟田市で会見。新党合流に対し、支持者から厳しい意見があることを明らかにした上で「どんな手を使っても安倍政権を終わらせる。政権選択選挙となりチャンス」と力を込めた。安保法制や集団的自衛権については「(強行採決された)当時は反対運動をしていた。過去は消せない」と話す一方で「希望の党に入党するのであれば、党に従う」と割り切った表情で語った。

 また、公認が出なくても両候補とも「無所属で立候補する」との考えを明らかにした。

 候補者周辺では戸惑いも見られる。民進党を支援してきた連合福岡の関係者は「連合本部の方針がまだ定まっておらず、候補者がどういう形で出馬するかも分からない。身動きの取りようがない」と選挙戦が本格化する中、やきもきした思いを語った。

=2017/09/30付 西日本新聞朝刊=

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