解散後の週末 舌戦に熱 運動会はしご、事務所開き 民進系、合流意向を説明 共・社連携始動も

西日本新聞

 衆院解散後初の週末となった30日、九州でも10月10日の衆院選公示に向け立候補予定者が地域を駆け回った。秋晴れの下、運動会に顔を出したり、事務所開きをしたりと精力的に活動。希望の党への民進党合流が混迷する中、共産、社民両党の新たな連携も始動し、舌戦も熱を帯びてきた。

 福岡4区の自民党前職宮内秀樹氏は30日午前、幼稚園や保育園の運動会をはしごした。福岡県宗像市の保育園では、昼食時にマイクを握り「地域のみんなで、いい子を育てていきましょう」とあいさつ。弁当を広げる家族の輪にも加わり「頑張るので応援してください」と呼び掛けた。

 不透明さを増す民進の希望への合流。希望から立候補を目指す佐賀1区の民進系前職原口一博氏は、佐賀県鳥栖市での国政座談会で「政権交代するため一つにまとまりたい」。希望の結党メンバーで鹿児島3区の前職野間健氏は鹿児島県薩摩川内市で国政報告会を開き、作成したばかりの党代表の小池百合子東京都知事との「ツーショット」ポスターを会場に掲げた。

 民進の動きと一線を画す共産、社民は新たな選挙協力へと踏み出した。

 福岡県入りした共産の市田忠義副委員長は、添田町の演説会場で「最後まで共闘の旗を掲げ憲法を守ろう」と訴え、社民県連合幹部とがっちり握手した。

 両党は9月29日、全国の計20選挙区での候補者一本化で合意。共産は同町を含む福岡11区での擁立を取り下げ、社民新人竹内信昭氏を支援する。社民は福岡10区で共産前職田村貴昭氏(比例九州)を応援する。

 市田氏は「民進党は希望の党へ身売りした。これまでの積み重ねを否定する背信行為だ」と痛烈に批判。社民県連合の泉野時彦組織部次長は「これが真の野党協力だ」と共産との結束をアピールした。

 大分2区の社民前職吉川元氏(比例九州)は大分県臼杵市で事務所開き。約130人を前に「平和、民主主義、市民の暮らしを守るリベラルの旗を守っていく」と強調した。村山富市元首相も駆け付け「今回の解散に大義はない。自民党政治のあり方を厳しく問う選挙だ」と気勢を上げた。

=2017/10/01付 西日本新聞朝刊=

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