県議2区で希望から出馬意向 民進県連、困惑広がる 社共との一本化ご破産に

西日本新聞

 衆院選熊本2区に、荒木章博県議(63)が希望の党から出馬の意向を表明し、民進党県連には1日、困惑と不快感が入り交じった波紋が広がった。希望と合流すれば、荒木氏は“同志”となる関係だが、共産党や社民党と進めてきた県内小選挙区の野党候補一本化は崩れてしまう難しい立ち位置にあるからだ。

 「自民党と1対1の対決構図をつくるための努力を野党間でやってきたというのに…」。1日、民進党県連の鎌田聡代表は、荒木氏の出馬表明について困惑した様子で語った。

 県内の野党は、1、4区を民進系、2区は社民、3区は共産に一本化する方針だった。荒木氏は、民進党県連を意識して「候補が希望から出るならば、協力する必要がある」とけん制。一方で鎌田代表は「民進は希望の下部組織ではない」と反発。「野党共闘を進める既定方針は変わらない」と強調した。

 ただし、希望に公認を求めている民進系の候補予定者は、荒木氏をあからさまに批判できない立場でもある。1区の前職松野頼久氏は1日、記者団に「(荒木氏が)候補として決まったら一緒にやりたいと思う」と発言。一方で、荒木氏が出馬表明した2区に候補を擁立する社民との関係について「そこは難しい。党として決まったら、決定に従う」と述べるにとどめた。

 社民の吉田忠智党首は同日、2区に出馬予定の新人和田要氏と熊本市で街頭に立ち「2区で民進党県連は社民を応援します」と声を張り上げた。共産党県委員会の日高伸哉委員長は「希望は自民の補完勢力。2区で社民と協力することに変わりはない」と述べた。

 2区には、自民前職の野田毅氏、諸派新人の木下順子氏、無所属新人の西野太亮氏も立候補を表明している。

=2017/10/02付 西日本新聞朝刊=

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