北九州市選管が投票啓発に本腰 若年層ターゲット SNS活用、ギラ戦でも 衆院選・福岡9、10区

西日本新聞

 10日公示、22日投開票の衆院選で、北九州市選挙管理委員会が投票率が低いとされる若年層への啓発に力を入れる。子育て世代向けの模擬投票イベントを行うほか、ツイッターなどを使った発信も検討中だ。今回は「18歳選挙権」が導入されて初めての衆院選。市選管は「急な解散で時間が足りない。できる範囲で投票率を上げる取り組みをしたい」と話している。

 市選管によると、模擬投票は公示前最後の日曜日となる8日、到津の森公園(小倉北区)で実施。実際の選挙で使う投票箱などを用意し、動物を候補者に見立てて投票してもらう。公示後の15日には、ミクニワールドスタジアム北九州(同)で行われるギラヴァンツ北九州のホーム戦で、電光掲示板を使って衆院選をPRする。

 8月に開設した市の公式交流サイト「好きっちゃ北九州」も活用する。フェイスブックやツイッターを使い、若い世代へのアピールを強化する方針だ。

 市選管は1月末の市議選の投票率が過去最低の39・20%にとどまったことを受け、有識者や大学生らが投票率の向上策を話し合う「検討会」を設置。商業施設に期日前投票所の設置を検討することや、市議選の投票率が低かった若者への啓発を拡充することを盛り込んだ案をまとめた。

 ただ、投票率向上策はまだ案の段階で、取りまとめは早くても年内の見通し。解散が取りざたされて約1カ月で投開票日を迎える短期決戦でもあり、今回は商業施設への期日前投票所の設置などは見送る予定だ。市選管は「時間が限られており、選挙をきちんと執行できる態勢づくりが急務。市民向けには、投票日と期日前投票の周知に力を入れたい」と説明する。

 市選管によると、前回衆院選の北九州市内の投票率(選挙区)は48・02%。前々回の54・19%を大きく下回り、1963年の市発足以来、最低だった。

=2017/10/03付 西日本新聞朝刊=

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