3区「希望」候補に浦野氏 第1次公認 戦いの構図固まる

西日本新聞

 衆院選で3日、新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)の第1次公認候補に、自営業の新人浦野英樹氏(48)=中津市在住=と民進系前職の吉良州司氏(59)が選ばれた。浦野氏は大分3区から出馬する見通しで、民進党県連は独自候補として推していた40代の会社役員男性の擁立を断念。公示まで1週間に迫る中、大分3区で自民、共産、希望が争う構図がようやく固まった。

 「新しくできた党から立候補できて身が引き締まる思い。投開票日まで期間は短いが、堂々と戦いたい」。浦野氏は3日、西日本新聞の取材に、こう意気込みを語った。

 浦野氏は2013年の参院選大分選挙区に旧みんなの党公認で立候補して落選。14年衆院選では大分3区の旧民主党公認で戦い、敗れた。政治への思いを捨てきれない中、引かれたのは小池氏の存在だった。7月の東京都議選では小池氏率いる「都民ファーストの会」の応援に駆け付けた。9月、小池氏側近の希望前職の若狭勝氏が立ち上げた政治塾「輝照塾」に入塾。そして同月18日、若狭氏から衆院選への出馬を打診され、出馬を決意した。

 大分の国政選挙では3度目の挑戦となり、「実動部隊」となる連合大分の支援が欠かせない。「勤労者や生活者の視点にたった政治を目指す方向性は一致できる。互いに胸襟を開いて議論し、一致点を見いだしたい」と浦野氏は強調する。

 しかし、リベラル勢力の結集として新党「立憲民主党」が結成された今、連合内のリベラル派が改憲や安全保障政策で「タカ派」とされる希望の候補を推すことができるのか、今後の連合大分の対応が注目される。

 民進県連との関係も懸念される。今年2月の大分市議選。浦野氏は民進以外の候補者を支援し、県連から注意処分を受けた。その後浦野氏は党籍を捨てた。民進県連の3区候補者の擁立作業の過程で浦野氏については「ありえない」と選択肢にすら上がらなかった。

 だからこそ、3区に40代会社役員男性を推していた民進にとって「(浦野氏の)公認はがっかり」(関係者)。県連は3日、幹事会を開き、3区には選対組織を置かないことを決めた。ただ民進は、希望への合流を決めた9月28日の両院議員総会で「衆院選では希望の党を全力で支援する」との方針を決定したばかり。県連内には複雑な感情が漂う。

 吉良氏は合流直後から希望からの立候補を表明していた。

=2017/10/04付 西日本新聞朝刊=

PR

政治 アクセスランキング

PR

注目のテーマ