投票呼び掛け高校も苦心 「18歳選挙権」初の総選挙 衆院選・福岡8、11区 期日前投票所設置/投票箱使い学習会/集会で注意点

西日本新聞

 「18歳選挙権」が導入されて初めての衆院選。高校3年生の一部は投票ができるようになり、学校側は主権者教育などを通じて多くの生徒に投票を呼び掛けたいが、突然の衆院解散とあって、筑豊地区の高校の対応は分かれている。

 「当日、模擬試験や部活があっても大丈夫。期日前投票ができます」。5日、嘉穂東高(飯塚市)の武道場。主権者教育を担当する益田和毅教諭(53)は3年生約220人に、選挙の基本的なルールを説明した。

 生徒たちはスマートフォンを使い、それぞれの考えに近い政党を選ぶインターネットサイトなどを体験。主税雅也さん(18)は「期日前投票所が身近にあることなどが参考になった。じっくり考えて、ぜひ投票に行きたい」と話した。

 昨年の参院選で期日前投票所が設置された稲築志耕館高(嘉麻市)。今回の衆院選でも市選管が13日午後1時から5時まで、生徒・職員を対象にした期日前投票所を設ける。

 参院選では対象となった生徒28人のうち、投票したのは9人にとどまった。今回の対象者は約50人の見込み。島村芳治教頭は「せっかくの機会。生徒が『投票日までじっくり考えたい』というくらい関心が高まれば」と話した。

 田川高(香春町)は3日に町選管から投票箱を借りて選挙に関する学習会を開催した。西田川高(田川市)は12日に、3年生の学年集会で選挙運動の注意点などを説明する予定だ。嘉穂高(飯塚市)も投票日までに現代社会などの授業で選挙について学ぶ。

 直方高(直方市)では4日、市選管が協力し、本物の投票箱や記載台を使った生徒会役員選挙があった。旭豊彦教頭は「生徒が投票行動になじみ、実際の選挙でも投票率アップにつながれば」と期待する。

 一方、中間テストの時期と重なり、「特別な授業などは予定していない」という高校も。職員会議で担任や社会科の教諭に選挙について周知するよう指示した高校もあった。

=2017/10/06付 西日本新聞朝刊=

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