準備急ピッチ選管悲鳴 衆院選・福岡6、7区 入場券送付、掲示板設置、開票所変更… 「ぎりぎりの作業に」

西日本新聞

 超短期決戦となった次期衆院選に向け、筑後地区の選挙管理委員会が急ピッチで作業を進めている。任期満了に伴う選挙ならば1年前から準備を始めるところだが、突然の解散の影響で、1カ月で準備を完了させないといけない。入場券送付や選挙用ポスターの掲示板設置…。「とにかく時間がない」と現場の職員から悲鳴が上がっている。

 ひっきりなしに電話が鳴り響く久留米市選管の事務室。書類を抱えた職員が足早にフロアを横切る。解散報道を受け、選管が準備を始めたのは9月18日。10月10日の公示まで1カ月もない状態から始まった。

 現時点で一番切迫しているのは入場券の準備。入念に準備ができた選挙では2~3週間前に有権者に届くが、今回は業者に発注したはがきがまだ選管に到着しておらず、投票所で必要となる氏名や住所など個人データの入力までたどり着いていない。担当者は「ぎりぎりの作業になる」と表情を曇らせる。

 ポスター掲示板の設置も1日に始めたが、市内463カ所のうち、道路に面した場所では警察の道路使用許可が必要で、約30カ所で返事待ちの状況だという。公示まであと4日。「休日返上で間に合わせます」と覚悟している。

 開票所が変更となり、気をもむ自治体もある。柳川市は開票所を、従来の市民体育館から市民三橋体育センターに変更する。投開票日に体育館で少年柔道大会が開かれるためで、2005年の合併後、体育館以外で開票を行うのは初めて。市選管職員の移動時間を考慮し、開票開始を前回の衆院選から15分遅らせた。

 センターには作業に使う机や椅子が少なく、市は約13万円かけ、レンタルすることを決めた。会場も狭くなるため、観覧席などの会場レイアウトにも苦慮している。担当者は「とにかくミスが起きないよう、準備に全力を注ぎたい」と話す。

 11月12日告示、同19日投開票の市長選と市議補選を抱える筑後市選管の職員は「両方の準備を同時並行でやっている。作業量が倍になり大変」ともらす。最も気を付けているのは書類の管理。「書類がごちゃごちゃにならないように」とミス防止に気を使っている。

=2017/10/06付 西日本新聞朝刊=

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