意見交換、事務所開き… 時間惜しみ奔走

西日本新聞

 衆院選公示(10日)前の最後の日曜となった8日、県内の立候補予定者は意見交換会や事務所開きなど、時間を惜しんで選挙区内を駆け回った。

 1区

 1区に立候補を表明している自民前職の木原稔氏と希望前職の松野頼久氏は午後7時すぎ、熊本市内であったNPO法人主催の意見交換会に参加。政治家として一番やりたいことを問われると、木原氏は「憲法に自衛隊を明記する。憲法学者の7割が憲法違反と言っている状態を解消したい」。松野氏は「国民負担が増さないようにする。子育てに予算を投入し、出生率を向上させる」と述べた。

 憲法9条の改正については、両氏とも賛成の立場を示した。木原氏は「違憲論に終止符を打つことで自衛官の誇りを取り戻したい」と主張。松野氏は「今の憲法はおかしい。誰が読んでも分かるようにしたい」とした。

 2区

 立候補者数が県内最多と見込まれる2区でも、各立候補予定者が支持固めに奔走した。

 自民前職の野田毅氏は、熊本市内の支援企業などをあいさつ回りした。20代の支持者グループとの対談にも参加。消費税率引き上げの可能性や年金制度の安定性について問われ「(国の財政負担を減らすため)健康寿命を延ばすことが大切」などと答えた。

 社民新人の和田要氏は、熊本市で後援会の事務所開きを行った。長時間労働や非正規雇用に伴う賃金抑制などを取り上げ「差別や貧困、排除をなくす社会づくりをしたい」と訴えた。民進党県連や連合熊本の幹部もマイクを握り、野党共闘の推進を呼び掛けた。

 無所属新人の西野太亮氏の事務所では、支援者らが朝からポスターの準備やちらし折りに取り掛かった。スニーカーを履いた西野氏は、熊本市南区の交差点に立ち「熊本に新しいエネルギーを投入し、局面を打開しよう」と声を張り上げた。

 政治団体「幸福実現党」の新人、木下順子氏は、荒尾市大島で事務所開きを行った。支援者ら約70人を前に「皆さんの期待に応え、私たちの目指す幸福を必ず実現する」と訴えた。

 3区

 益城町や南阿蘇村など熊本地震で甚大な被害に見舞われた自治体が選挙区となる3区。自民前職の坂本哲志氏は午前8時に菊陽町の交差点に立ち「住宅再建などの支援を充実させ、以前の生活を取り戻せるよう努力していく」と行き交う車に呼び掛け、復興への意気込みを示した。昼は合志市のイベントに顔を出し、夜は山鹿市で支援者らの会合を開いた。

 一方、共産新人の関根静香氏は午前10時に熊本市であった、支援者が主催する決起集会であいさつ。午後1時からは、益城町のテクノ仮設団地で「生活再建問題など、被災者に寄り添った政治をする」と訴えた。その後、西原村の交差点、大津町の商業施設近くでも声を張り上げた。

 4区

 区割り変更に伴い、選挙区が拡大した4区。自民前職の金子恭之氏は、新たに加わった宇城市内を地元県議と一緒に回り、支持者にあいさつした。6日に立憲民主の公認を受けた元職矢上雅義氏は、出来上がったばかりの党名入りのポスターを、事務所スタッフとベニヤ板に張り付ける作業に追われた。

=2017/10/09付 西日本新聞朝刊=

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