自民保岡氏が不出馬表明 鹿児島1区 がん治療に専念

西日本新聞

 衆院鹿児島1区の自民党前職保岡興治元法相(78)は8日、鹿児島市で記者会見し、衆院選の立候補取りやめを表明した。9月に膵臓(すいぞう)がんが見つかり、衆院選後の手術も検討していたが、治療に専念することを決断したという。

 保岡氏は、自身の公設秘書で長男の宏武氏(44)を同1区の後継に推す意向を示した。これを受け鹿児島県連は同日夜、緊急の会合を開き、宏武氏を党公認候補として申請することを決めた。9日午後に党本部で開かれる選対の会議に諮られるという。

 保岡氏は裁判官を経て1972年に衆院に初当選し、通算13回当選。80年代は定数1の奄美群島区で、徳田虎雄氏と「保徳戦争」と呼ばれる激しい選挙戦を繰り広げた。森喜朗、福田康夫両内閣で法相を務め、現在は党憲法改正推進本部長として、改憲に向けた党の旗振り役を担っていた。

 保岡氏は「憲法改正を目前にして、(7日に決断するまで)あきらめきれなかった。ここで議員を辞めるのは断腸の思いだ」と述べた。

=2017/10/09付 西日本新聞朝刊=

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