【衆院選公示・福岡8-11区】論戦開始11候補熱く 全区に自民前職 10、11区は共・社共闘

西日本新聞

 衆院選福岡8~11区には前回より1人少ない11人(前職7人、元職1人、新人3人)が立候補し、12日間の選挙戦が始まった。秋晴れの下、候補者たちは街に繰り出し、安倍政権継続の是非、消費税増税、地域浮揚策などをテーマに論戦を繰り広げた。党派別の内訳は自民党4人、希望の党3人、共産党3人、社民党1人。自民は4選挙区すべてに前職を擁立し、共産と社民は10、11区で共闘する。

■8区■

 自民前職の麻生太郎氏は飯塚市柏の森の駐車場で出陣式。「この4年10カ月、経済が成長できた最大の理由は政権が安定し、政策を継続させられたから」と実績を訴えた。全国を応援で回るため、今のところ、地元入りはこの日だけの予定という。

 共産新人の宮嶋つや子氏は飯塚市堀池の事務所で出発式。支持者を前に消費税増税や核兵器禁止条約、憲法9条などへの考えを述べた上で、「安倍暴走政治をストップさせる」と訴えた。その後、飯塚市役所前や直方市周辺、中間市や遠賀郡で街頭演説をした。

■9区■

 共産前職の真島省三氏は八幡西区の黒崎ひびしんホール前で出発式。真島氏は「お金の心配で、医療や介護や進学を諦める人が出ない国にしたい」と力を込めた。支持者と握手後、選挙カーに乗り込み、八幡東区西本町を皮切りに街頭演説をこなした。

 民進出身の希望前職、緒方林太郎氏は、八幡西区の選挙事務所前で第一声を上げた。支持者を前に「日本の政治は岐路を迎えている。大義なき解散だが、真正面から受けて立つ」と強調。夕方にはJR黒崎駅前に立ち、行き交う人々に政治の改革を訴えた。

 自民前職の三原朝彦氏は、八幡西区の岡田宮で出陣式を行った。「わずか12日間の戦いだが、全身全霊を傾けて勝利を目指したい」と、支持者を前に声を張り上げた。その後、選挙カーで選挙区内を遊説。陣営の県議や市議たちとともに、支持を呼び掛けた。

■10区■

 共産前職の田村貴昭氏は小倉北区の旦過市場前で第一声。「安倍政権で利益を得たのは富裕層と大企業だけだ。消費税の増税は認めず、富裕層に税負担を要求する」と訴えた。その後はスーパー前などで演説し、買い物客に駆け寄って握手を交わす場面もあった。

 自民前職の山本幸三氏は、小倉北区の公園で出陣式を開き、「私が提唱したアベノミクスで経済状況は一変した」と成果を強調。「政治を安定させ、断固として国民が結束し、北朝鮮のあらゆる暴挙は許さないという強い姿勢を示さなければならない」と訴えた。

 小倉南区の神社で出発式に臨んだ希望元職の城井崇氏は「大きな新しい野党の受け皿と選択肢をつくる。私から声を上げて、新しい政党を磨いていく」と力説。民進からの離党と希望への合流に、理解を求めた。夜には、民進の前原誠司代表も応援に駆け付けた。

■11区■

 希望新人の村上智信氏は行橋市を皮切りに築上町、田川市でそれぞれ出陣式。赤いポロシャツ姿で支持者を前に「経済産業省に21年勤務してきた。実績と人脈がある。地元や国のために尽くしたい」などと訴えた。田川市内を自転車で回り、支援を呼び掛けた。

 自民前職の武田良太氏は行橋、豊前両市と香春町で出陣式。北朝鮮のミサイル問題や少子高齢化に触れ「われわれは現状の日本を見つめ、将来に責任を持たなくてはならない」と強調。「6期目の挑戦となる選挙を最後まで戦い抜く」と決意を述べ、選挙区を回った。

 社民新人の竹内信昭氏は田川市の出発式で、「憲法改悪を阻止する。今こそ私たちの手に政治を取り戻そう」と声を張り上げた。吉田忠智党首とともに、福智町の街頭や田川市の高齢者福祉施設で演説。野党共闘をPRしながら選挙区を駆け回った。

=2017/10/11付 西日本新聞朝刊=

PR

政治 アクセスランキング

PR

注目のテーマ