小2の広報担当が奮闘 「木の楽しさ伝えたい」 フリーペーパーで製材所紹介

西日本新聞

 材木どころの大分県日田市で、小学生の広報マンが活躍している。父親が製材所「高村木材」の専務を務める市立石井小2年の高村虎志郎(こじろう)君(8)。昨年秋に手書きのフリーペーパーを“創刊”し、秋号、冬号、春号と季節ごとに木材の魅力を伝えてきた。「書きたいことがどんどん湧いてくる」。最新号に向けて取材に駆け回る。

 3歳ごろまで、製材所の敷地内にある家で育った高村君。市内に引っ越した後も週末や夏休み、冬休みに製材所へ足を運び、内装材に使う板の加工の仕事を見学したり、作業場の掃除を手伝ったりしてきた。

 そのうちに「木の面白さを知ってもらいたい」との思いが膨らみ、フリーペーパーを発案。製材所で父の真志さん(40)や従業員から気になったことを聞くなどして記事の素材を集め、学校が休みの日に執筆。会社が参加する市内外のイベントなどで1回30枚前後を、自身の名刺とともに来場者に配布している。

 秋号では、新たな機械の導入で「しごとがすぐにすすみます」と作業能率アップに期待する記事を掲載。冬号では、年輪の魅力を伝え「木のように、うつくしくなりたい」「木には楽しい場所がいっぱいつまっているんです」と書いた。パソコンも使えるが、思いが伝わるように手書きにこだわっている。

 通っている学校の教室にも掲示され、何度も読んで「年輪ってどんなん?」と興味を示す友達もいるという。イベントで手にした人から「読みやすく、(文章が)うまいなあと思いました」との手紙も届いた。

 現在、最新号の取材を進める高村君。記事を書くようになって「もっと木や木材のことを知りたくなった」と意欲が増し、夢は「高村木材の社長」。父の真志さんは「好きなことを続けてほしい」と見守っている。

この記事は2017年02月14日付で、内容は当時のものです。

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