【衆院選・福岡1-5区】公示後初の週末 候補者、懸命に支持を訴え 有権者、受け止めさまざま

西日本新聞

 衆院選公示後初の週末となった14日、福岡都市圏の候補者たちは買い物客でにぎわう商店街やイベント会場に繰り出し、懸命に支持を訴えた。一方の有権者。突然の解散で幕を開けた選挙だが、どんな政策課題に関心を持ち、候補者の言葉に耳を傾けたのか-。

 「少子高齢化対策として、地域医療・介護の連携や幼児教育の充実が必要です」。福岡3区の自民前職は、買い物客が行き交う福岡市早良区の西新商店街を街頭演説の場所に選んだ。

 「国にとって大事な課題。熱意が伝わった」と評価したのは、同区のシステムエンジニア馬場真一さん(34)。勤め先のIT企業では安倍政権が誕生した5年ほど前から新規受注が増えた。しかし給料はさほど上がっていないとも。「生活が良くなるような経済政策を聞きたい」と要望した。

 商店や住宅が立ち並ぶ同市西区の路上で演説したのは、福岡3区の立憲民主元職。「格差が拡大し、子どもの貧困問題は置き去りだ」と声を上げた。向かいの団地の通路で長女(3)を抱いて話を聞いた会社員中園輝文さん(39)は「国の借金が子ども世代にのし掛からないか、平和な社会を残せるかが気になる。生の声が聞けて良かった」。

 福岡1区の共産新人は、博多区の交差点で「若い人は残業やダブルワークをしないと生活できない」と訴え、政権批判も展開した。自転車を止めて聞き入った同区の会社員井上慎一さん(38)は「他党より福祉や社会保障について話している」と興味を持った様子。ただ「介護報酬の意見も聞きたかった」と注文した。

 候補者の「訴え」が聞けなかった有権者も。教育や子育てに関心があるという30代会社員女性は、筑紫野市の酒蔵開きに参加した。会場では福岡5区の希望元職が、日本酒の試飲を楽しむ客に笑顔であいさつしたり握手をしたりしていたが、演説はなかった。女性は「せっかくの機会なので話を聴いてみたかった。暮らしに身近な政策を比べて投票したい」と話した。

=2017/10/15付 西日本新聞朝刊=

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