雨の中候補者走る 選挙中唯一の日曜日 与党、集会や企業回り 野党、人出求め街へ

西日本新聞

 衆院選の期間中、唯一の日曜日となった15日、福岡9、10区の候補者6人は雨の中、繁華街やイベント会場に繰り出し、懸命に支持を訴えた。野党候補が街頭演説や練り歩きで顔や名前を売り込んだのに対し、与党候補は集会や企業回りで支持固めを図り、戦術の違いも鮮明になった。

 10区の共産前職は雨がぱらつく午前9時前、JR小倉駅前の大型商業施設の従業員用出入り口付近に立った。開店前で買い物客の姿はないが、狙いは出勤者。「消費増税は店の売り上げにも打撃を与えます」と増税反対を訴え、「行ってらっしゃい」と手を振った。

 小倉駅前の商店街を練り歩いたのは希望元職。ユニークな衣装を身に着けてパレードする「こくらハロウィン」が開かれており、元職は仮装した若者に「よろしくお願いします」と声を掛け、握手を交わした。陣営担当者は「若い人や無党派層に候補者の声を直接届けたい」と思惑を語る。

 9区の共産前職は平日同様、街頭演説に重きを置いた。「まだ声を届けていない地域がある」と、団地やスーパー周辺に選挙カーを走らせた。希望前職は地域行事などに足を運んだ後、街頭へ。無党派層を取り込もうと、元アナウンサーの参院議員を応援に呼び、JRスペースワールド駅前で街頭演説した。

 一方、10区の自民前職は室内であった幼稚園の運動会などの地域行事に加え、社会福祉施設や企業を精力的に回った。陣営幹部は「街頭演説も重要だが、話をじっくり聞いてもらえる機会を増やすことが支持基盤固めにつながるはず」。

 9区の自民前職も「地域の住民と膝をつき合わせて話すことを重視している」(陣営)として、繁華街には行かず、ミニ集会を約10カ所はしごした。

=2017/10/16付 西日本新聞朝刊=

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