玉名市は5種の投票 職員増員、備品を追加発注 山都町は開票所“突貫工事”

西日本新聞

 22日に投開票が迫った衆院選。首長選や議員選と日程が重なる玉名市と山都町の選挙管理員会は、担当職員を増員したり、投票箱などの備品を追加発注したり準備に追われている。投票する側も大変だ。とりわけ玉名市の有権者は、衆院選の小選挙区と比例区、最高裁裁判官の国民審査、さらに市長選と市議選と計5種の投票をすることになる。「複雑で選択が悩ましい」との声も漏れる。

 玉名市では、旧玉名市の発足(1954年)以来初めて、国政選挙と地方選挙が重なる「トリプル選挙」となる。

 開票作業は地方選を先行させる。まず市長選と市議選の投票箱を開け、投票用紙を候補者名ごとに仕分ける「開披(かいひ)台」が空き次第、国政選挙の開票に取りかかる段取り。市選管は、地方選の開票作業を優先する理由を「3新人が争う構図となっており、市民の関心が高い」と説明する。

 ただし、衆院選の開票作業も大幅に遅らせられないため、当初予定よりも165人多い840人態勢で作業に当たる。手作業で仕分けした投票用紙をより速く集計するため、用紙の裏表や上下に関係なく候補者名を読み取ることができる機械を初めて導入する。

 市議選候補の1人は「知り合いには、市議選、市長選、衆院選の小選挙区と比例代表のそれぞれで投票を呼び掛けているが、これだけ選挙の種類とお願いしている氏名が多いと、相手に覚えてもらえるか心配だ」と打ち明けた。

 山都町は町議選と衆院選が重なる。町選管は9月に急きょ、開票所を手狭な矢部保健福祉センターから、町営中央体育館に変更することを決めた。熊本地震で被災した体育館は当時、修復工事中で投開票に合うかどうか気をもんだが、9月末に工事は無事に完了した。町選管の担当者は「ミスのないよう、しっかりとやる」と気を引き締める。

=2017/10/18付 西日本新聞朝刊=

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