水去り泥と格闘 急激な増水、孤立の恐怖 台風被害

西日本新聞

 大分県中部、南部を中心に浸水や河川氾濫をもたらした台風18号。18日になって水は引き、甚大な被害が明らかになった。17日に急激な浸水に見舞われた津久見市中心部は「泥の海」と化しており、住民は茶色にまみれながら、洗い流しに追われた。

 津久見市、佐伯市では一時約1200人が孤立状態となった。孤立集落の一つ、佐伯市本匠の宇津々地区に住む矢野正人さん(62)は「17日昼までは大丈夫な感じだったが、午後3~4時くらいから谷の水が一気に増えた。その頃、見回りをしていた消防団員から『山が崩れた』という情報がどんどん入り、車が通れなくなった」と語った。住民の力を合わせて土砂を撤去し、18日午前中に孤立は解消したが「集落には年寄りが多いから、救急車が通れないのはまずい。何にもなくてよかった」と胸をなで下ろしていた。

 大分川や大野川が氾濫した大分市内でも、復旧作業が進んだ。集中豪雨の恐怖を心に刻みつつ、日常を取り戻すための格闘が続く。

この記事は2017年09月19日付で、内容は当時のものです。

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