「A列車」復興へひた走る 日田彦山線特別運行

西日本新聞

 JR九州は21日、九州豪雨で被災し、一部区間が不通になっている日田彦山線で、バーカウンター付き観光列車「A列車で行こう」を特別運行した。復興を願い、観光客に沿線の魅力を知ってもらおうと企画。九州豪雨の被災地を走るのは初めてで、家族連れや鉄道ファンら約80人が被災地の食材を使った料理や車窓の景色を堪能した。

 日田彦山線は、線路の流失や破損などで添田(福岡県添田町)-夜明(大分県日田市)で運行を見合わせており、今回は小倉(北九州市)-添田を4時間かけて往復した。

 車内では、添田町のシカ肉を使ったラザニアや福岡県朝倉市の卵を使ったスイーツなどを同県東峰村の小石原焼の器に盛り付けて提供。朝倉市の木材で作った記念乗車証もプレゼントされた。北九州市八幡西区の竹沢勲さん(75)は「外で手を振る人を見て涙が出た。被災地の力になりたい」と話した。

 「A列車で行こう」は普段、熊本(熊本市)-三角(熊本県宇城市)を運行している。

=2017/12/22付 西日本新聞朝刊=

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