マラソン視覚障害「世界新」道下さんが講演 伴走河口さん母校で笑顔 久留米・筑邦西中 「東京パラは一緒に」

西日本新聞 筑後版

 マラソン視覚障害女子の世界記録を塗り替えた道下美里さん(40)=太宰府市=が22日、久留米市大善寺町の筑邦西中で講演した。同校出身で練習パートナーを務める河口恵さん(22)=同市=も母校を訪れ、伴走の魅力と難しさを後輩に伝え「2020年の東京パラリンピックでは一緒に走りたい」と力を込めた。

 河口さんは同中の陸上部に所属し、1500メートルで全国大会に出場。北九州市立高でも活躍し、三井住友海上陸上部に入ったが、実業団の高い壁にぶつかり、2年間で選手を引退した。同社九州本部(福岡市)に勤務する中、2年前に道下さんの練習パートナーを打診され、現在は週2回、福岡市の大濠公園で練習に励んでいる。

 この日、道下さんと並んで生徒の質問を受けた河口さん。伴走の難しさについて聞かれると「道下さんとは身長や走るペースが違う。目の不自由な道下さんを不安にさせないよう、的確な指示を出すのが大変」と説明した。

 道下さんが「私のことを理解してくれている。体の一部のような存在で、心の支えになっている」とねぎらうと、河口さんは「道下さんと出会って走る楽しさを取り戻せた」とほほ笑んだ。

 講演会後、2人は生徒たちと一緒に記念撮影。2人の話を聞いた同中3年の江崎楓花さん(15)は「2人の信頼関係を表しているようなすてきな笑顔が印象的だった。努力を見習いたい」と話した。

=2017/12/23付 西日本新聞朝刊=

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