大河ドラマ招致熱く討議 柳川で立花宗茂生誕450年シンポ

西日本新聞 筑後版

 柳川藩初代藩主、立花宗茂(1567~1642)の生誕450年を記念するシンポジウムが23日、柳川市上宮永町の柳川総合保健福祉センターであった。宗茂と妻の〓(ぎん)千代を主人公とするNHK大河ドラマの招致キャンペーンの一環。宗茂の功績や魅力、ドラマ招致による地域づくりのあり方などについて専門家が講演し、討議した。

 元NHK福岡放送局長の三浦元さんは「大河ドラマ~豊かな放送文化の創造」と題し基調講演。過去の大河ドラマの名場面を紹介しながら「大河は時代を映し出す鏡であり、現代と過去との対話でもある」と述べた。「大河ドラマによる地域誘客、その可能性と留意点」のテーマで基調講演した九州産業大商学部の岩崎達也教授は「ドラマの影響でどっと押し寄せる観光客を裏切らないまちづくりとおもてなしの準備が必要だ」と強調した。

 パネル討論では、立花家史料館の植野かおり館長が「宗茂は関ケ原の戦いで西軍についたため浪人となり、20年後に藩主に返り咲いた。まっすぐに生きた人間が報われる結末は、現代人に受け入れられる要素だ」と説明。同大商学部の高橋誠特任教授(前九州観光推進機構専務理事)が「観光客を柳川だけで抱え込もうとするのではなく、周囲の観光地と一体となった誘客を考える必要がある」と語った。

 柳川観光大使で新潟商工会議所の広田幹人副会頭は新潟などが舞台だった2009年の大河ドラマ「天地人」を例に「商議所でもっぱら経済の話をしていた人が、ドラマ招致後は文化について語るようになった。主人公を演じた妻夫木聡さんは柳川出身で縁を感じる」と話した。

※〓は「もんがまえ」に「言」

=2017/12/24付 西日本新聞朝刊=

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