親といえども、子どもの行動の全ては把握できない

西日本新聞

 親といえども、子どもの行動の全ては把握できない。大学生、まして親元を離れていれば、その割合はさらに大きくなる。通っていた学部の専門とはほとんど関係のないアルバイト先に就職することになった息子も例外ではない。

 それでも本人の選択に任せたい。信じる根拠は「変な育て方はしてこなかったはず」という親の勝手な思いだが。

 社会面で連載した「灰色の街に生きて-セックスワーカーたち」には、在学中から違法な売春行為に手を染めた大学生が登場した。「何不自由なく育てられ、今も親子仲は悪くない」という実家暮らしの元大学生もいた。

 息子は成人したからまだいいが、担当記者の子どもはまだ小さい。これから反抗期、思春期と続いていく子育てが不安になった様子だった。

 わが子とどう向き合うか。連載でグレーな性ビジネスの世界を追っていたら、思わぬ形で自分たちの問題として跳ね返ってきた。 (堺成司)

=2017/12/25付 西日本新聞朝刊=

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ