九大の学食名物、再び 「ジロー風スパゲティ」 福岡市の飲食店がメニュー化 生協公認 卒業生に人気

西日本新聞

 九州大の学食で30年以上親しまれた名物メニュー「ジロー風スパゲティ」を、福岡市早良区小田部3丁目の飲食店「海食べキッチン」が再現した。九大生協が公認し、一般の飲食店で提供するのは初めて。会員制交流サイト(SNS)などで話題が広がり、青春の味を求める卒業生らが足を運んでいる。

 ジロー風スパは1980年代に九大生協が実施したアイデアメニューコンテストで誕生。めんたいこ、ツナ、しそ昆布と麺を炒め、バターやしょうゆで味付けし、最後に卵を絡めて完成する。強い火力で炒めるのが特徴だ。東京にある喫茶店が名前の由来とされる。

 箱崎や旧六本松キャンパスで提供し、「ご飯も食べたくなるパスタ」などと人気を集めたが、調理に時間がかかることや調理器の電化などに伴い、2015年に定番メニューから姿を消した。人気は根強く、今も期間限定やパーティーメニューとして提供しているほか、レシピを知りたいという卒業生からの問い合わせも年に数件あるという。

 海食べキッチンは、辛子めんたいこのふくや(福岡市)が経営。めんたいこを使うジロー風スパの存在を知り、青春の味をいつでも楽しんでもらえる場を作ろうとメニュー化を計画した。九大生協の了承を得た上で調理法を学び、今年11月に発売にこぎ着けた。

 ジロー風スパを注文する客のほとんどが、SNSで情報を知った九大の卒業生。アンケートでは「再現度が高い」など好意的な反応が目立つ。店側は「九大関係者以外の反応はいまひとつ」と苦笑するが、アレンジは加えずオリジナルの味を守っていくと話す。税込み750円。

 海食べキッチンは、今年9月に再開発ビルが開業した六本松キャンパス跡地と同じ国道202号線沿いにあり、ふくや新業態店舗課の西川寛課長は「六本松と一緒に訪れ、青春を感じてもらえれば」と話している。

=2017/12/22付 西日本新聞夕刊=

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