九州商船スト、全便欠航 長崎の離島航路 職域巡り対立 26日、運航再開

西日本新聞

 長崎県内の離島航路を運航する九州商船(長崎市)は25日、全船員が加盟する全日本海員組合長崎支部のストライキを受け、始発から長崎-五島など全32便を欠航した。他社の臨時便で半分近くをカバーしたが、一部の航路や物流に影響が出た。九州運輸局によると、国内の離島航路でのスト実施は極めて異例という。

 同日夕方には組合の要求を受け入れる内容で合意。ストは全面解除され、26日からほぼ通常通り運航を再開することになった。

 労使対立の発端はジェットフォイル整備場の人事異動。整備員に船員を充ててきた会社側は、コスト削減のため給与が下回る陸上従業員に置き換えることを組合に通知、配置した。これに対して組合は「船員の職場を奪う行為で、協約違反に当たる」と反発していた。

 労使協議では会社が配置した陸上従業員を「船員」と位置付け、陸上従業員の組合から海員組合への移籍を認めることなどで合意。待遇面は今後協議する。組合は「船員の職場が維持された」と評価、九州商船の大内田義一専務は「利用者に迷惑をかけており、やむなく受け入れた」と述べた。

=2017/12/26付 西日本新聞朝刊=

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