高良大社に参拝スロープカー 初詣に合わせ稼働へ 久留米市

 久留米市のシンボル、高良山中腹に鎮座する高良大社(同市御井町)で、境内に続く急勾配の石段そばに建設中だったモノレール型のスロープカーが完成し、25日に試運転があった。高齢者や足の不自由な人たちの利便性向上を目的にしており、多くの初詣客が訪れる正月から本格稼働する。

 境内と、石段の登り口の標高差は約20メートルで、勾配も約30度あり、足腰の弱い高齢者らには負担が大きかった。スロープカーは定員6人で電動式。車内の椅子は2脚で、車いすで乗ることができるスペースを確保した。131段ある石段の北東側の斜面に約45メートルの軌道を敷設し、1分余りで結ぶ。

 通常は職員がいる朝から夕方まで稼働し、参拝客が自らボタンで操作する。稼働が始まる年末年始は例年約13万人が訪れて混雑するため、スタッフを配置し、稼働時間も安全に配慮しながら検討するという。

 この日は、竹間宗麿宮司ら神職が工事関係者から説明を聞き、乗り心地を確かめた。竹間宮司は「高齢の参拝客が石段を上れず、その場で手を合わせる姿を心苦しく思っていた。安心して、社殿にお参りいただきたい」と話した。

 大社によると、スロープカー整備の事業費は約5千万円。国の重要文化財に指定されている社殿の屋根ふき替え工事など2015年秋に始まった大改修の一環で、国、県、市の補助を受けている。

=2017/12/26付 西日本新聞朝刊=

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