被災地に希望の灯 古民家ゲストハウスに 東峰村 築120年を改築 再生の象徴に

西日本新聞

 福岡県東峰村は28日、村内にある築120年の古民家を改築し、宿泊施設にする計画を発表した。2019年春の開業を目指す。九州豪雨の被害で、村内2カ所の宿泊施設は損壊し、営業再開のめどが立っていない。古民家を再生する村の象徴と位置付け、観光客に地域の魅力を伝えたい考えだ。

 古民家は宝珠山地区の竹集落にあり、周囲は棚田が広がる。木造平屋で、床面積は185平方メートル。既に村が取得している。建築資材や調度品は、できるだけ村内で用意する。改築費は約7千万円の見込みで、地方創生の交付金を充てる。

 1棟貸しで、1日5人程度の利用を想定。宿泊客に提供する食事は村の住民が腕を振るう。渋谷博昭村長は「都会では味わえない非日常的な空間を楽しめるようにしたい」と話した。18年1月に建築デザインを公募し、19年3月に完成する予定。当面は村が運営し、3年をめどに法人化を目指す。

 村は、岩屋キャンプ場に団体向け宿泊施設を建設することも検討している。豪雨被害に遭った村営宿泊施設と旅館は営業できなくなっている。

=2017/12/29付 西日本新聞朝刊=

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