「日中首脳の交流実現を」 二階氏ら習氏に要請

西日本新聞

 【北京・川原田健雄】中国を訪問している自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は28日、習近平国家主席と北京の人民大会堂で面会した。二階氏は「来年、首脳間交流の実現をぜひお願いしたい。日本で習主席をお待ちしている」と来日を要請。習氏は明確に答えなかったが、二階氏は会談後、記者団に「やがて実ってくるだろう」と期待感を示した。

 二階氏が習氏と会うのは5月以来。面会で、二階氏は来年が日中平和友好条約締結40年に当たることを踏まえ、安倍晋三首相と習主席による相互往来の実現を求めた。中国国営通信新華社などによると、習氏は具体的な返答はせず「政党間交流を強化して意思疎通を深め、中日関係の改善と発展のためのけん引役を果たすことを希望する」と述べた。

 面会後、二階氏は「日中関係は少し寒い時期もあったが、今日は春の暖かさを感じる交流だった。これをチャンスと捉えて関係改善に努めたい」と語った。

 二階氏らは習氏との面会に先立ち、中国外交担当トップの楊潔〓国務委員とも会談。北朝鮮の核・ミサイル問題について「中国は必ず北朝鮮に核開発を諦めるよう働き掛けてくれると信じている」と述べ、中国の積極的な対応に期待を込めた。楊氏は「対話と協議で平和的な解決を実現したい」と述べた。

 二階氏は中国共産党の幹部養成学校での講演で、日本の特別天然記念物トキの新たな寄贈も中国側に求めた。

※〓は「たけかんむり」に「厂かけに虎」

=2017/12/29付 西日本新聞朝刊=

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