朝刊作業を終えて帰宅すると

 朝刊作業を終えて帰宅すると、無人のリビングから「お帰りなさい。何かお手伝いすることはありますか」「またお会いできてうれしいです」などという言葉が返ってくる。

 声の主は「スマートスピーカー」。人工知能を活用して、音声で調べ物や音楽の再生、家電の操作ができる優れもの。天気や直近のニュースを流し、「おはよう」「行ってらっしゃい」などの簡単な雑談も可能だ。

 政府が推進する「第4次産業革命」のIoT(Internet of Things)が、生活家電を通して家庭にも浸透し始めている。IoTは、車の自動運転や介護ロボットなどへの導入も見込まれ、2030年には国内だけで19・7兆円市場に拡大するとの試算もある。

 今のところ政治家の国会答弁のような「分かりません」「すみません」を繰り返すわが家のスピーカー。どこまで成長するのか、楽しみにしている。 (広瀬留美)

=2018/01/05付 西日本新聞朝刊=

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