病院が休診する年末年始に体調を崩すと本当に困る…

西日本新聞

 病院が休診する年末年始に体調を崩すと本当に困る。インフルエンザの疑いがあれば、なおさらだ。市販薬でしのぎ、2、3日我慢しようかと思ったが、高熱でギブアップ。福岡市の急患診療センターのお世話になった

▼うわさに聞いていた以上の“戦場”だった。まず車を止められない。駐車場には長い列。待ち時間は1時間以上とか。やむなく離れた場所の臨時駐車場へ。ようやく中にはいると、待合室は人でごった返していた

▼椅子に座れず、多くの人が立ったまま。床に座り込む人も。受け付けをしてから診察に呼ばれるまで、たっぷり3時間。数分の診察の後、会計までさらに1時間以上。薬をもらって帰る時には約5時間半たっていた

▼この長さは急病の患者にはつらい。待つ間に容体が悪化することもあろう。ぐったりとソファに倒れ込んだ人たち、苦しそうに泣き続ける赤ちゃん、待合室で吐いてしまう人。トイレで倒れた高齢女性もいた

▼厚生労働省の2014年の調査では、外来患者の診察までの待ち時間は、15分未満27%、15~30分未満24%、30分~1時間未満20%。普通の時なら1時間待てば「長い」と感じようか

▼正月返上で働いてくれる医療関係者には大いに感謝したい。けれど、毎年、こんな状況が続いているという。せめて三が日くらいは医療スタッフや診療施設を増やすなど、もう少し患者の身になった対応を願いたいのだが。


=2018/01/05付 西日本新聞朝刊=

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