ラグビーW杯「おもてなし力」向上へ 外国人妻ら語学講座 1‐3月まで県民向けに3カ国語

西日本新聞

 2019年のラグビーワールドカップ(W杯)に向け、県内に暮らす外国人の妻たちが立ち上がった。多くの外国人の来県を見据え、今月10日から県民向けに外国語講座を開き、道案内や観光紹介などの「おもてなし力」をアップさせる。ボランティアも成功の鍵を握るW杯へ、彼女たちの活動に県も期待を寄せる。

 企画したのは、中南米や欧州、アジア出身の女性15人による「外国人妻の会」。約25年前に結成し、生活や子育てに関する悩みを語り、支え合いながら、県民向けに出身国の料理教室を開くなど国際交流に力を入れてきた。02年のサッカーW杯前にも語学講座を開いた。毎年の大分国際車いすマラソン大会では通訳ボランティアを務めており、実績は十分だ。

 講座は英語、スペイン語、フランス語の3カ国語。主に大分市のコンパルホールで1月10日から3月まで、週1回開催する予定。日時は月曜、水曜のそれぞれ(1)午前10時(2)午後1時(3)午後7時-の6通りで、1レッスン1時間半。受講日時は相談に応じ、レッスン内容も受講者の能力や意欲に応じたものを考えている。

 講師は同会メンバーのほか立命館アジア太平洋大の学生や同会以外の県内在住の外国人が務める。講師への謝礼や場所代に充てる受講料は1万8千円。

 同市のホルトホール大分で昨年12月21日にあった説明会には約30人が参加。フランス語の受講を考えている同市の女性(68)は「外国人をもてなすためには市民の力は大事だと思う。語学力を磨き、役立てたらうれしい」。同会の田島アンナ会長(57)は「W杯が始まれば、大分には外国人がたくさん来る。語学力を磨いて会話がスムーズになれば、お互い気持ちがいい。ぜひ大分を盛り上げたい」と意欲を示す。

 W杯では大分市の大分銀行ドームで準々決勝など計5試合が予定されている。W杯組織委員会は春から、会場内外の案内や誘導などを担うボランティアの募集を始める。県の担当者は「語学力があるボランティアはコミュニケーションの幅を広げ、おもてなしの向上につながる。同会の講座に非常に期待している」と話した。受講者はまだ募集中。

=2018/01/06付 西日本新聞朝刊=

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