東峰村、きっとまた輝く 福岡市のカメラマンLisaさん 父の古里、復興の歩み記録

西日本新聞

 福岡市早良区のフリーカメラマン、Lisa(リサ)さん(50)が九州豪雨の前から福岡県東峰村を撮り続けている。棚田を舞うホタル、アーチ橋を覆う星空、桜並木を走る列車-。父の古里である村が美しい姿を取り戻す日まで、シャッターで復興の足取りを記録する。

 JR日田彦山線の「めがね橋」のたもとで星空を撮影した2週間後、村を豪雨が襲った。悲しそうな表情でテレビの映像を見つめる父は、高齢で村に戻れない。

 「とにかく、私が行かなくてはと思った。そこで自分にできることは写真しかない」

 小学生の頃からカメラに興味を持ち、社会人になって一眼レフを手にすると、独学で腕を磨いた。経理の事務員として働きながら、音楽フェスティバルや風景を撮影している。地震で被災した熊本県南阿蘇村は音楽フェスで縁があり、ポストカードを作って売り上げの全額を寄付している。

 東峰村では景色だけでなく、炊き出しをするボランティアや復興へ歩む村人にもカメラを向ける。「災害があって、平穏であることの大切さを強く感じる。美しい村にホタルが戻ってくるまで、記録を残していきたい」


=2018/01/06付 西日本新聞夕刊=

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