火柱に息災願う 唐津市「おんじゃおんじゃ」
長さ約10メートルの大たいまつを燃やして新年の無病息災を願う火祭り「おんじゃおんじゃ」が7日夜、唐津市十人町の唐津天満宮であった。
江戸時代から続く恒例行事。消防団員が夕方、長さ約1メートルのたいまつを手に出発し、厄よけの「おんじゃおんじゃ(鬼だ、鬼だ)」の掛け声で天満宮周辺を駆けた。大勢で担いだ大たいまつも続いた。
午後8時ごろ境内に戻り、大たいまつに点火。社殿を3周し、しめ飾りや古札を積んだやぐらに突き立てると、火柱が上がった。参拝者は1年の平穏を祈り、静かに手を合わせていた。
=2018/01/08付 西日本新聞朝刊=