「平成」が始まった1989年1月8日、私は高校3年生だった

西日本新聞

 「平成」が始まった1989年1月8日、私は高校3年生だった。当時、印象深かったのは東京の様子。翌2月に私立大学を受験するため、上京すると、改元の話題はほとんどなく、昭和天皇の逝去を悼み、街が静まり返っていたのを覚えている。

 「平成」には、内外、天地とも平和が達成されるとの思いが込められたと聞く。厳かな響きがあり、柔らかい文字。素晴らしい元号だと思った。その平成は、天皇陛下の退位により、来年4月末で終わり、改元される。

 「平成」30年。年始に祈ったのは「災害のない穏やかな1年に」。平成に入り、阪神大震災、東日本大震災が起き、九州でも熊本地震、九州豪雨など大規模な自然災害が続いた。取材のため現地に入り、人々が悲しみに暮れる姿を目の当たりにしてきた。今年はつらい取材はしたくない。災害から立ち上がる人たちを応援する記事ばかりを掲載したいと願う。 (稲田二郎)

=2018/01/09付 西日本新聞朝刊=

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