近未来へチェックイン 韓国・仁川空港新ターミナル18日開業 無人化で手続き簡略 乗り継ぎ時間も快適

西日本新聞

 韓国・仁川(インチョン)国際空港第2ターミナルが18日、開業する。情報通信技術(ICT)を活用して搭乗や出入国手続き時間を短縮、乗り継ぎ時も快適に過ごせる工夫を凝らす。より利便性の高いハブ(拠点)空港を目指したい考えだ。

 新ターミナルは地上5階、地下2階建てで、総面積は約38万4千平方メートル。事業費は約22億ドル(約2400億円)。2013年に着工し、来月開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせて開業する。大韓航空やデルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空の4社が利用。ターミナル新設により、空港の年間旅客処理能力は現在の約5600万人から、約7400万人に増える。

 新ターミナルのコンセプトの一つが「スマートエアポート」。ICTや最新システムを導入し、各種手続きを自動化する。利用者自身が手続きを行うセルフチェックイン機や自動手荷物預け機を導入。外国人は事前に顔写真や指紋を登録すれば、出国手続きが無人でできる機械も設置した。

 現在は1時間以上かかることもある、空港到着から出国手続き完了までの時間を、30分未満に抑えることが目標。空港を運営する仁川国際空港公社の林勳(イムフン)航空マーケティングチーム課長は「手続きの時間を短縮することで、商業や飲食などの施設を利用してもらいたい」と狙いを語る。

 需要の多い乗り継ぎ時の利便性も向上させる。シャワー施設のほか、休憩用のベッド約80台を配置。ランニングマシンなどが使えるジムや、タブレット端末や書籍を置くスペースも作り、時間を有効活用できるようにする。

 視察した福岡市の旅行会社の担当者は「九州から欧州方面への渡航は仁川経由が人気。ラウンジなどは便利そうだ」と期待を寄せた。

=2018/01/16付 西日本新聞朝刊=

PR

国際 アクセスランキング

PR

注目のテーマ