大分川ダム2月試験貯水 大分市、道の駅や広場整備へ 観光、地域の拠点に活用

西日本新聞

ダム湖を一望できる「道の駅のつはる」の完成イメージ 拡大

ダム湖を一望できる「道の駅のつはる」の完成イメージ

「のつはる天空広場」の完成イメージ

 大分川流域の洪水対策や大分市内の水道用水確保を目的とした国営大分川ダム(同市下原)は本体工事が終わり、2月下旬に試験的に貯水を始める。完成は2019年度末の予定。完成に合わせて、大分市はダム湖近くに「道の駅のつはる」(仮称)、山側に「のつはる天空広場」(仮称)を整備し、観光や地域の拠点として活用する。

 同市によると、道の駅はダムに面した国道442号線沿いに約3億円かけて建設する。わらぶきの屋根に木造平屋で昔の農家をイメージした建物を計画。同市野津原地区の農産物を使ったレストランや直売所などを設け、建物のダム側の壁は全面ガラス張り、建物外にはウッドデッキの休憩スペースを設置して湖面が一望できるようにする。今年夏に着工し、来年夏の開業を予定している。

 天空広場は、ダム本体に使われた土を採取した跡地に整備する。3万2千平方メートルの敷地に土や芝のグラウンド、屋外ステージをつくり、音楽や農業イベントに活用する。ダム完成の式典会場としても使用する予定で、19年度中に工事を始める。

 ダムは岩石や土を積み上げる「ロックフィルダム」で、高さ約92メートル、総貯水容量は2400万立方メートル。1987年に事業着手し、総事業費は995億円。すでに本体工事は完了し、今後、約1年半かけて貯水と放水を行い本体の安全性を確かめる。このほか周辺の市道や林道の付け替えが進められている。

=2018/01/19付 西日本新聞朝刊=

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