被災「木の香湯」再建 南阿蘇村19年度中にも 住民グループの要望受け 規模など3月に方針

西日本新聞

 南阿蘇村は、2016年4月の熊本地震で被災して休業している第三セクター「久木野温泉センター木の香湯」について、19年度中の再開を目指して建て替える方針を示した。住民から再建を求める声が強く、住民や観光業者らによる検討委員会で必要な規模や設備を本年度中にまとめる。

 木の香湯は泉源は無事だったものの、地震で建物のほとんどが壊れた。地震後に住民有志のグループ「本気で復興を考える会」が、村内外で集めた署名を添えて存続を求める請願を出し、16年12月の村議会で採択された。村は「道路などの復旧が進みつつあり、観光振興に力を入れる時期に来ている」と説明する。

 村には第三セクター温泉が6施設あり、3施設が被災して休業中。入湯料はどこも低価格で、民間の温泉業者からは民業圧迫を懸念する声もある。検討委員会は、住民福祉と観光振興のどちらに重点を置くかや、管理運営形態などを議論し、必要な規模や設備を今年3月にもまとめる方針。村は他に被災した「阿蘇下田城ふれあい温泉」と「憩いの家」も復旧を進める。

 木の香湯は1990年、旧久木野村が総工費約6億円をかけて完成。増築を経て、約500平方メートルの本館と約250平方メートルの第2浴場、集会場や休憩室などを備える。敷地内ではパン店やマッサージ店も営業していた。

 オープン当初は年間40万人を集客したが、90年代は自治体による温泉開発が南阿蘇地域で相次ぎ、利用者は減少。08年ごろから年間9万人前後で推移し、観光客の増加などから近年は利用者数が上向きだった。

=2018/01/24付 西日本新聞朝刊=

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