親向けの「受験手帳」人気 千冊以上売り上げ 主婦が考案、日程や締め切り…一冊で管理

 受験シーズンまっただ中。福岡県の主婦が、わが子2人の中学受験の経験を踏まえて自費出版した手帳が、ひそかな人気を呼んでいる。その名もズバリ「中学高校受験スケジュール帳」。受験生の親のための手帳で、学校見学や受験の日程、願書や受験料の納入締め切りなど、受験に関する膨大な情報を1冊で管理できるのが特長。来春の入試に向けた2018年度版(18年1月~19年4月)は昨年10月の発売以降、既に千冊以上売り上げている。

 手帳を考案したのは同県新宮町の主婦、村上みゆきさん(46)。高校1年の息子と中学2年の娘がおり、2人とも中学受験を経験した。村上さんによると、特に中学受験は「親子の受験」とも言われ、親のサポートが求められる。第1志望以外に10校近く受験する子もおり、各校の学校見学から説明会、入試日程、入学金の振り込みまで、スケジュール管理が欠かせない。

 「自分が体験するまで、親がここまで大変だとは思いもしなかった」と振り返る村上さん。通常の手帳では書き込むスペースが足りず、重要な情報をどこに書いたか分からなくなってしまうことも多かった。「受験に特化した手帳があれば便利なのに」と感じたことから、親向けの手帳作りを始めたという。

 独身時代は住宅関係の会社に勤務し、結婚後は主婦になった村上さん。手帳の企画や出版に関する知識はゼロ。自身の経験だけを頼りに、手帳の内容をイメージすることから始めた。

 手帳の前半は年間と月間カレンダー。後半に(1)学校見学の日程と入学後に必要な学費(8校分)(2)受験スケジュール(同)(3)塾、学校三者面談メモ(4)入学祝いリスト(5)1行日記-などをそれぞれ書き込めるページを盛り込んだ。知人を通じて印刷関係者と知り合い、約半年で出版にこぎ着けた。

 村上さんは「子どもの成長記録として読み返せる母子手帳のように、受験が終わった後、親子の思い出の手帳になってほしい」と話している。18年度版は今年1月から来年4月まで使える「16カ月版」でA5判、50ページ。税込み1919円。問い合わせは村上さん=092(962)3399。


=2018/01/26付 西日本新聞夕刊=

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