迷惑メールを追う(中)記者が返信してみたら…潜んでいた“二重のわな”

西日本新聞

 携帯電話やスマートフォンに届く「迷惑メール」。マジレス(真剣に返事)してみたらどうなるのか。読者に代わって、特命取材班がやってみると-。

 登録してないアドレスでメールが来ましたけど私の知ってる人ですか? 私、優子といいますけど…

 昨年末、記者のスマホに届いたメール。アドレスの@の後は「docomo.ne.jp」で一見、普通のアドレスだ。

 「送っていません。何かの間違いではないですか」と返すと、すぐに返事が。

 ごめんなさい、知り合いじゃなかったんですね。なんだったのかな。不思議な縁ですし、よかったらメールしませんか?

 カフェで働く優子、22歳と名乗った。趣味はオンナ磨き。顔写真も添付されている。やりとりを続けていると、父親にスマホを勝手に見られる、という悩みを打ち明けてきた。

 親にバレちゃったら会うことも出来なくなっちゃう。。。プロフ(自己紹介サイト)に連絡してくれませんか? 遊ぶ約束とかもそっちでしたい

 サイトにつながるURLが添付されている。クリックしてみようかな…。

 「お金目当てのケースが多い。やめた方がいい」。迷惑メールに詳しい中央大の岡嶋裕史准教授(情報セキュリティー)にたしなめられた。クリックすると、詐欺サイトや、強制的にコンピューターウイルスがダウンロードされるページに誘導される危険性があるという。添付写真は「タレントやモデル、個人のブログなどネット上の写真を拾った」と考えられるそうだ。

 「どこに住んでいるの? 会いませんか?」。記者がそう切り出した途端、優子からの返信は途絶えた。 

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